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テントの選び方


 

テント はじめに

これが無ければ始まりません。テントです。ただ、テント・・・と一言で言っても千差万別。

例えば用途で言ってみればファミリー向け、バックパッカーや(バイクなどの)ツーリング向け、山岳用登山用に絞ってみても軽登山向けから本格的な極地遠征用までものすごく細かく分けることが出来ます。

これらを一言で「コレが一番イイ!」ということは無謀です

で、私としてはやはり一番需要が多いであろうファミリー向けテントを中心にその他(ツーリング用など)も含めて、利用する人数別に気になるテントをいくつか挙げてみたいと思います。

その前に最低限抑えておきたいポイント、テントの基礎知識を以下解説します。

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テント各部の名称

テントは基本的に金属またはFRPなどのポール(フレーム)と布でできた本体&フライシートで構成されますが、その各部にはそれぞれの役割があります。ここではそれらの名称と役割を解説します。

本体

通常居室部分を構成する幕体部分を言います。この部分にマットを敷いて寝たりするわけです。

普通テントには使用人数表示がありますがゆとりを持って使用するには実際に使用する人数+1~2名用との表示がされている物を選びましょう。

テントの使用人数表示と言うのはメーカーやテントの用途によっても違いはありますが、一人分の(就寝時)スペースを50×180(cm)程度で計算している物が多いようです。

その為、表示人数=実際の使用人数だとかなり窮屈になる恐れがありますので、いくらかの余裕を見て購入することはテント選びの常識とも言えるでしょう。

フレーム

 

本体を立ち上げるために使用するテントの支柱。ポールということもあります。

安価なテントと高価なテント、この部分の素材の違いが大きく影響していると言えるでしょう。柔軟で折れにくい、軽く腐食に強いと言うそれぞれに相反する特性が求められる、テントの部品で最も過酷な条件を要求される部品です。

フライ(シート)

テント本体との間に通気のための間隔を空けて重ねて張り、風雨対策としての防水処理された布地。
防水の方法(布地への撥水加工方法など)や長さ(大きさ)はメーカーによってさまざまですが、できるだけ地面近くまでカバーできるの長さ(大きさ)の物が良いでしょう。

前室(後室)

テントの居住空間の前(または後ろ)に設けられた空間。

靴を置いたりするだけでなく、煮炊きすることが出来るほどの広さをもったものもある。

また、最近では広大な広さの前室(後室)を備え、テントとタープを一体で賄う構造のものもある。

前室と後室、両方を備える物もあるが一方で安価なテントではどちらも装備しない物もあるので注意が必要。

靴置き場にもなり悪天候時などは間違いなく無いと困るので、最低限前室または後室どちらかだけでもあったほうが望ましい。

フロアシート

本体の床部分。本体を構成する布地は壁面と床部分で違っていることが多い。

本体壁面は通気性を考慮して薄い生地であることが多いが床面は防水性が必要なため別素材を用いることが多い。

安価なテントではブルーシートと同様の素材が用いられていることも多いが、この部分の防水は非常に重要なので耐水圧等をよく検討することが重要。

グランドシート

フロアシートと混同していることも多いが、本来は本体フロアシートの防水性向上と防汚の為地面とテント本体の間に敷くシート。

あったほうが、良いがテント本体の性能がきちんとしていれば無くてもどうということはない。逆に安価なテントを利用するなどで、フロアシートの防水性に疑問があるような場合には是非用意したい。

ガイライン

風に対するテントの補強をするためテントから地面などに向かって張る張り綱。

現在販売されているほとんどのテントはこれが無くても自立しますが、天候の急変などに備えてはじめからきちんと張っておくことをお勧めします。

メッシュ(パネル)

通気性向上の為テント本体壁面(多くは出入り口部分)に設けられた網戸状の部分。ネット(モスキートネット)とも言う。

夏場のテント内は予想以上に暑くなります。また野外には蚊やアブ・ブヨ等の害虫もいる可能性があります。
快適に過ごすためにはできるだけ多くの部分に装備している方が、細かな温度調節ができるのでが良いかもしれません。ただし、メッシュパネルのみのテントは逆に寒い際に調節できませんので真夏用以外ではお勧めできません。

ペグループ

ペグを使用してテントを地面に固定するための輪。

ペグ

テントを地面に固定するための杭。

テントを購入した際に付属の物は、どのメーカーの物もなぜかお世辞にもGoodとは言えない物ばかり。その為使っている内にあとから必要に応じて買い換えたり買い足したりする必要が出てくると思います。

たかがペグ・・・ですが買えば価格はピンからキリです。

数十円/本~千円以上/本の物もあり、それを何本も使うわけですから結構な支出になります。でも慣れている人ほど良いペグを使っているように思います。それだけ重要な物であると言うことだと思います。

テント各部の材質・各パーツに求められるもの

ポールの材質

・鉄           強度はあるが重い

・グラスファイバー   まぁ軽いが強度はイマイチ

・ジュラルミン     強度もあり重量も軽い(現状ではコレが一番か?)

概ねこの3種類、またはこのうち何種類かを使用する場所によって使い分けているものがほとんど。当然ジュラルミン製の物を選びたいところですが、お値段も高くなるのでそこが悩みどころです。

ペグの材質

意外と見落としがちなのがこのペグです。見落としがちと言うより無視されがちと言った方がいいかもしれませんが、実は結構重要なんです。

テントそのものは軽い方が持ち運びや設営も楽で良い訳ですが、そうなると地面にしっかりペグダウンしなければ風で飛んでしまいます。

そこでこのペグの重要性が出てくるんですが、地面が砂地なのか締まって固い土なのかはたまた柔らかい芝生の生えた土なのか・・・。そうした地面の条件によってペグの長さや太さ、形状材質にも適不適があるわけです。

材質面で言うと、購入時にはほとんどの場合プラスティックの物が付属していると思いますが、このペグは「おまけ」程度に考えておいた方がよいでしょう。

鉄(orステンレス)のペグもありますが、重量が重いのでジュラルミンやチタン製の物がよいかと思います。

ただ最近人気なのは、ソリッドステイクと呼ばれる鋳物のペグで、非常に頑丈でちっとやそっとでは曲がったりせず、多少の石なら砕いてでも刺さっていくほど堅牢です。それゆえ重さに目をつむって使用する方も多くなっているようです。

各素材ごとにそれぞれVペグ・Tペグ・ピンペグ等の形状があり長さにも種類がありますので使用する地面の質によって使い分けるようにしましょう。また、本数もギリギリではなくある程度余裕を見て用意しましょう。

ソリッドステイクのような物は別として安価なペグは消耗品とも言えます。

幕体(本体)の材質

ほとんど全てのテントの壁面部分は、ナイロンやポリエステル製の幕体で出来ています。一部にはサマーシーズンの通気性を考慮してかテント本体には綿を使用した物もあります。

フロア(床)部分は逆に防水性を重視した素材が用いられます。ただし安価なテントでは、いわゆるブルーシートのような素材でできている物もあり、これは防水性・耐久性・軽量性などを考えるとお勧めできません。

また登山用などではゴアテックス製もありますが、ファミリーのレジャーユースでは費用対効果を考えればあまり有用性があるとは思えませんので必要ないでしょう。

フライシートの材質

要は雨風をしのぐためのものですから耐水性の問題になると思います。

これは「耐水圧」で表されることが多く、耐水圧1000mmは10リットルの水の圧力に耐えられることを表します。平たく言えば1000mmなら普通の雨1500mmなら強い雨といったところでしょうか。

ただし基本的には耐水圧が高い=通気性が悪いという事ですので、あまり耐水圧が高いと結露の原因にもなり外は晴れているのにテントの中は雨と言うことにもなりかねません。まぁそれはちょっとオーバーですが・・・。

つまりフライシートの耐水圧は高くてもよいですが、本体生地の耐水圧は1000mmもあれば充分ではないでしょうか。

登山用など一部のテントでは、ゴアテックスのような防水透湿性の生地を使用し、フライシート不用が売り文句のいわゆるシングルウォールテントという物もあります。

登山などの際には軽量であることが重要なファクターですので、このような物もあるわけですが、ファミリーキャンプやツーリングキャンプの場合そこまでの軽量化よりは快適性を重視すべきであると考えます。

また、この手のテントは高価な物になりますので、そういった観点からもファミリーorツーリングキャンプには必要無いと言って良いでしょう。

テントの種類(構造)について

ファミリーユースのテントで言えば、ドーム型とロッジ型のふたつに大きく分かれると思います。

以前はロッジ方が主流だった頃もありましたが、現状ではファミリーユース向けテントとしては、ドーム型テントが大多数を占めています。
また、ツーリングユースのテントではほとんどがドーム型となっています。

最近では、モノポールのような新しい形のテントも発売されるようになってきました。ドーム型テントの構造(かたち)は、フレームの組み方によって説明するとわかりやすいと思います。

クロスフレーム

2本のフレームをクロスした形で組むシンプルな構造です。

設営が簡単なこと、部品が少ないので軽量であることが利点です。

ジオデシック

クロスフレームの構造に1~2本のポールを加えたものです。

クロスフレーム構造と比べ強度が高くなること、
壁面が垂直に近くなるため居住空間にゆとりが生まれることが利点ですが
部品点数は多くなるので設営の手間と重量は増えます。

ドーム型以外の形としては以下のような物があります。

モノポール

最近増えてきた、趣味性の強いかたちのテントです。インディアンのティピーを模したような三角形のテントで、フレームはテントの中心に1本だけです。

基本的にシングルウォールとなりますが、その形ゆえに通気性は良さそうです。中心に立つ一本のポール以外は張り綱によって強度を出す構造なので、かなりしっかりペグダウンできる場所でないと、強風など悪天候時は厳しいと思います。

その他

この他ハニカム構造の物など特殊な形状の物も一部存在しますが、現状販売されているファミリーキャンプ向けテントのほとんどはクロスフレーム構造かジオデシック構造で、わずかにモノポールの物があり、さらにほんのわずかのみその他の構造の物がある・・・といった感じです。

ですから実際には、上の2種類の構造の物から選択することになるかと思います。

また実際の商品には、クロスフレームやジオデシックの構造に、更に1~2本のフレームを加え、前後室部分にも強度と広さを求めた物や、これらの形を組み合わせた物など、様々な形のものが発売されています。

3人用程度までの小型テントなら、クロスフレーム構造でも強度的に問題なく、軽量で部品も少ないため、設営も簡単でよいと思います。ツーリングキャンプならこちらになるでしょうか。

4人用以上のテントや大型の前室を備えたもの等では、大型になればなるほど、出来るだけジオデシック構造の物を選択した方が強度的に安心できると思います。

モノポールの物はファミリーキャンプで使用できる大型の物も発売されるようになりましたが、取り扱いや使用方法が特殊とも言えるので有る程度キャンプに慣れてからの方が良いと思います。


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